徐 裕眞

SEO Yujin

徐 裕眞

2012年より、韓国で美術の作業と芸術教育の活動をしています。
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  • 今までの作品について

    現時、様々の社会に属している個人が暮らしながら感じる環境と経験を一つの造形物に表現、パフォーマンスやハプニングを通じてその構造物が変形、変化した状況を写真、映像で記録して来ました。そのような状況の中で個人に影響を与える慣習的遺物の役割を変化させ、時間の流れと消滅を利用して、その状況に置かれた現実を強調して来ました。与えられた環境にて生きていくためのそれなりの方式を模索していきます。

  • 今回のリサーチテーマ

    ここ数年間、独居老人への関心を持っておりましたが、リサーチの機会を持ってませんでした。そのうち、今回の和束地域を訪問することになってから地域で一人で暮らしていく高齢者が守っている家、畑に関するあらゆる話を直接に言うてもらいたがったです。滞在していた湯船の地域は「前田、植村」という名前の表札をかけられた家々が並んでいました。私は「前田」という名前を持った女性の独居老人たちをインタビューしました。それと共に彼女たちが聞かせてくれる本人の個人史を通じて時代的背景と地域の文化を知りたいためでした。



    結婚をきっかけに「前田」という名前を持って、現在の家で暮らしてきた話を聞くことができました。時代的に抑圧された女性の生活と労働の話を聞きました。また、長年の歴史があった現在の家と畑の最後の所有者として生きていく心持ちと態度を見ることができました。前田さんとのインタビューの中、近所の植村さんが伺って、地域の悩みを語ってくださったが、都市のお子さんは、地域の家と畑に興味がない、将来に本人が亡くなったら家と畑も終わってしまうという話が深い印象を受けました。

    前田さんの3人をインタビューしながら彼女たちの家を見て構造についての話を聞きました。ゲストとの時間を過ごす場所として玄関、その玄関や家内の膝より高い段差、台所の真ん中に位置している窯、家々別の宗教の様式など特色の文化を発見することができました。



    このような構造と似たような湯船ヴィレッジハウスに2週間滞在をしながら、日本の住宅を経験することになりました。日本の建築の造形性に興味を示す方法として、湯船ヴィレッジハウスの窓やドアに使用されたガラスの表面を記録しました。ガラスから入ってくる光がガラスのデザインにより、一風変わった印象を表してくれました。このようなガラスはこれ以上生産されないため最近の住宅にはもう使用できないと聞きました。

    最後に、和束町の特産品であるお茶と関連して茶葉の色に対して特徴を付ける実験をしました。茶を栽培する環境によって品質が変わるようになるがその格差を減らすために、地域で体系的な努力をしてきました。しかし、私は他の環境で育つ茶葉のそれぞれの色を見せてくれたかったです。今回のリサーチの過程では、種類の異なる茶葉の5つを潰して染料を作りました。地域の雑草と花そしてコケを利用して色を出すこともしました。

  • コミュニケーションについて

    和束町の住民にとって部外者の部外者として参加したという気がします。他の国から和束町までに芸術の作業を行ってきたことに関して珍しく見てくれました。その点から、より多くの親切さを感じました。また、相手の他の文化を理解する努力も重要だったが、最終的には人間と人間の関係であったことを知ることができました。皆さんに配慮を受けました。日本語が上手ではない外国人としてリサーチの過程とプログラムを映像、音声で記録することが非常に重要でした。インタビューの映像を編集するたびに前田さん3人が体験した時代と環境を理解することになり、それがインタビュー以後の関係にも影響があったと思います。前田さんの3人が言った和束町の良い点は「人々が親切でお互いの関係が良い。」をさらに感じました。

  • ハプニング

    滞在した宿所の周辺の畑に鹿が攻めてきて花と農作物を食べてしまうことがありました。最終的には掴まれましたが、私がインタビューした前田さん3人の中の2人は被害を受けました。そのため、インタビューから聞いた前田さんたちの子さんが畑を回復させてくれるために湯船へ来ったので直接に会って見ることができました。

    レジダンシー期間の詰めに浮かんだアイデアがあって急に準備して撮影した作業がありました。和束町の滞在をしながら感じた個人的な感情や状況を作業にて表現したものです。川岸の上で撮影した日、風が多く吹き、 材料として用意した木製フレームが和束川に落ちてしまいました。材料がギリギリに残っており、何とか撮影をして作業を終ることができました。





  • 今後の展開

    日本の伝統的な住宅にて数週間も滞在したことは、私に取って貴重な経験でした。今後、計画している作業でも、今回の経験から影響を受け、日本の風景や建築に見られる生活の様式と環境についてもっと研究し、その文化を理解していきたいと思います。

    今回の成果報告展にて発表させてもらった前田さん3人のインタビューはかなり膨大な量で、様々な観点から見せたい内容があります。一つ目は地域的に取り扱う場合、個人が生きてきた過去のこの地域の話に続いて、現在の人 – 家 – 畑が一つの運命になることで展開されるようです。二つ目は女性の個人の話で取り扱う場合、前田という名前で生きてきった以来、現在の家で行われた労働、社会に対する発言まで込めたいと思います。これらのテーマにモンタージュされた映像は、インタビュー映像そのままの作品と、インタビューから見える社会構造を形象化した作品で、室内(例えば前田さんの家)、屋外(例えば和束運動公園)の場所に設置することまで構想してみました。

    地域の自然物を利用して、色を出す作業を進めせると、同じ品種の植物が、それぞれの環境にて栽培された 植物の葉を採取する方法を基本に、様々な品種や植物の種類により多くの試料を作るつもりです。和束の場合、色んな環境で育った茶葉で色を抽出したものを利用して地域の観光ガイドの風景をドット絵に描くことを考えました。環境が他の場所で育った茶葉が微妙な違いに味と香りが異なるように、人間も同様だと思います。風景を形成する点と点の一つ一つが、住民一人一人として、それぞれの色を出しており、それらが集まって外部の人たちに特色のある地域として見せることができるという考えです。



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