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京都:Re-Search 2020 in 南丹

開催期間:令和2年9月7日(月)~9月20日(日)
滞在場所:京都府南丹市内の滞在施設
講  師:荒木 悠(映像作家)
     長谷川 新(インディペンデントキュレーター)
     彦坂 敏昭(画家)

令和2年度は、南丹市において、短期アーティスト・ イン・レジデンス事業「京都:Re-Search 2020 in 南丹」を実施しました。
その参加アーティストのレポートを公開します。

「京都:Re-Search 2020 in 南丹」
令和2年9月7日から9月20日の14日間にわたり、京都府内のみならず、ほかの地域で活動するアーティストや工芸家、デザイナー、建築家など、 クリエイティブな分野で活動されている人が南丹市に滞在しながら、各自が設定したテーマに沿って、ゲストアーティストと共に、南丹の風土や歴史等の調査を行います。 南丹での発見を活かしたアートプロジェクトや作品プランの構想を立て、次年度にアートプロジェクトや作品プランの実現を目指します。 またそれらを記録しデータ化していき、地域の新たなアート・ドキュメントを作っていきます。
講師には、国際的に活躍しているアーティストやキュレーターたちを迎え、リサーチの手法を学ぶワークショップやフィールドワーク、 参加者が行うリサーチへのアドバイスを予定しています。

プログラム

  1. ガイダンス及びゲストアーティストとの交流会
    会場 南丹市内 講師:荒木 悠

  2. フィールドワーク、その後参加者からのプレゼンテーションとゲストアーティストによる講評
    講師:荒木 悠
    アートプロジェクトや作品プランを組み立てて行くためのヒントとなる、 南丹市内の場所(現地)をゲストアーティストと実際に調査しながら巡ります。 フィールドワーク終了後には参加者からのプレゼン、 それに対するゲストアーティストからの様々な意見やアドバイスをいただきます。

  3. 各自リサーチ 期間 計5日間

  4. ワークショップ1「地域とアートプロジェクト」※1
    講師:長谷川 新

  5. 参加者による中間報告会及びゲストアーティストによる講評
    講師:荒木 悠

    ワークショップ2「折り返しディスカッション」※1
    講師:彦坂 敏昭×荒木 悠

  6. 各自リサーチ 期間 計3日間

  7. 講評会及び活動報告展 ※2
    講師:荒木 悠

  8. 参加者の活動報告展

※1 本プログラムでのワークショップとは、情報の交換や共有のみならず、アイデアの出し合いやディスカッションを繰り返し、各自が設定したテーマに沿ったアートプロジェクトや作品プランの実現に向けた戦略や施策などを固めていくものです。
※2 次年度、本プログラムで提案されたアートプロジェクトや作品プランをもとにした展覧会を伴うアーティスト・イン・レジデンス事業「大京都 2021 in 南丹」の開催を南丹市内で予定しています。

ゲストアーティスト・講師

  • 荒木 悠

    荒木 悠

    映像作家

    1985年生まれ。再現・再演・再話の手法を試み、ある事象や象徴の再解釈を提示する映像インスタレーションを展開している。2019年は個展「RUSH HOUR」CAI02(札幌)、 「ニッポンノミヤゲ」資生堂ギャラリー(東京)、「New Apéritif」スプリングバレーブルワリー(京都)を開催、またSprout Curation(東京)、アートソンジェ・センター(ソウル)、 ピンチューク・アートセンター(キエフ)、Palazzo Ca ‘Tron(ヴェネツィア)でのグループ展に参加。展覧会の形式にとどまらず、近年では映画祭でも作品が上映されている。

  • 長谷川 新

    長谷川 新

    インディペンデントキュレーター

    1988年生まれ。主な企画に「無人島にて-「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014、京都)、 「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015、京都)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-17、大阪)、 「不純物と免疫」(2017-18、東京、沖縄、バンコク)、「STAYTUNE/D」(2019、富山)、「グランリバース」(2019-、メキシコシティ)、 「約束の凝集」(2020-、東京)など。美術評論家連盟会員、国立民族学博物館共同研究員、日本建築学会書評委員、日本写真芸術専門学校講師、PARADISE AIR ゲストキュレーター、スタジオ四半世紀。

  • 彦坂 敏昭

    彦坂 敏昭

    画家

    1983年生まれ。絵画を広いパースペクティブの中でのコミュニケーション手段と捉え、人とイメージの関係を問いなおす実践を展開している。 2015年はポーラ美術振興財団在外研修員としてイギリスとアイスランドに滞在。 2009年はポロック・クラズナー財団(ニューヨーク)より制作支援を受ける。 主な個展に大和日英基金(ロンドン/2017)、AISHONANZUKA(香港/2016)、大原美術館(岡山/2009)、資生堂ギャラリー(東京/2008)など。 また、兵庫県立美術館、京都芸術センター、東京都現代美術館などでのグループ展に参加。京都芸術大学こども芸術学科講師。木曽路。

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