臼田那智 × 原 久子
《舞鶴の赤い家 》

西舞鶴マナイ商店街にある、真名井の水汲み場には、毎日人が水を汲みにやって来る。昨年度の「京都:Re-Search in 舞鶴」から選抜された臼田那智は今回、その隣に赤い家を建てた。通りにむき出しの状態で制作を行っていたため、行き交う人には幾度となく「何が出来るんですか?」と声を掛けられ、家の使い道をどうしようか?と逆に質問してみたという。そこで返ってきた答えを実際に試してみる。そのようにして、唐突に出来た赤い家がどのように変わっていくか、どのように舞鶴に馴染んでいくか、或いはさらに違和感を帯びていくのか、その過程を含めた現象を、時には参加したり、外側から傍観したりしながら、楽しんでほしい。いずれにしても、赤い家をきっかけに誰かのたがが外れたら、もっと楽しいだろう。

発表場所

西市民プラザ

舞鶴市円満寺158-6※終日鑑賞可

□JR「西舞鶴駅」から徒歩8分
□京都交通バス 東西循環線「千日前」下車徒歩3分
□ループバス「田辺城千日前」下車徒歩2分
※駐車場はマナイ商店街駐車場および市営駐車場(有料)をご利用ください。


井上 裕加里 × 原 久子 《記憶と忘却と口承》

昨年度の「京都:Re-Search in 舞鶴」から選抜された井上裕加里。今回は、引揚の史実をどのように口承していくかをテーマに作品を制作する。作家は、「戦争の体験を語れる人が少なくなっている中で、我々は彼らの体験や記憶、個人史をどのように残しておくべきかを早急に考えなければならない」という。昨年度のリサーチに引き続き、引揚体験者にインタビューを行うことで、彼らの記憶を引き出し、記録しながら、最適なアーカイブの方法を作品を以て考える。
協力:NPO法人舞鶴・引揚語りの会 協賛:ホテルアマービレ舞鶴

発表場所

聚幸庵 1 階大広間

舞鶴市字浜18 ホテルアマービレ舞鶴北側

□JR「東舞鶴駅」から徒歩12分
□京都交通バス東西循環線「大門三条」下車徒歩4分
□ループバス「駅前通三条」下車徒歩4分
※駐車場はホテルアマービレ舞鶴をご利用ください。


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井上 裕加里

現代美術作家

井上 裕加里

現代美術作家

広島生まれ、倉敷市立短期大学服飾美術学科、成安造形大学美術学部美術学科現代アートコース卒業。現在は、京都を拠点に活動を行う。主な活動に、「フェルトシュテルケ・インターナショナル2017- 東アジア文化都市- 」「Gallery PARC Art Competition 個展"堆積する空気"」など。「“答え”は目の前にあり、見えていないのは“問い”である」私は、現代社会の身近な問題を主題に作品を制作する事で、社会に潜在するその”問い”を探そうと試みている。


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臼田 那智

美術家

臼田 那智

美術家

1991年生まれ 東京都出身 現在茨城県ひたちなか市那珂湊地区を拠点に活動を行う。2014年 武蔵野美術大学日本画学科卒業。主な経歴に2016年「 MMMみなとメディアミュージアム2016」地域賞、SSS賞、アーティスト・イン・レジデンス「京都:Re-search in 舞鶴」など。主にその場所での人やものとの出会いを強く意識した制作を行う。また、刺激の強い色や、廃材など雑多なモチーフの重なり合いを造形によって作り出したり、或いは作品テーマと関連のある素材やモチーフを使い、変化し続ける「生きる」ことの実体を、作品の中にとどめるような制作をしている。


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原 久子

アートプロデューサー

原 久子

アートプロデューサー

京都市生まれ。『Art & Critique(エーシー)』(発行・京都造形芸術大学、1987〜1997)の編集を担当。90年代初頭よりアーティスト・イン・レジデンス、アートスペースの調査研究、アートプロジェクトや展覧会の企画・運営、執筆、編集、コンサルティングなどに携わる。主な展覧会共同企画に「思い出のあした」(京都市美術館、1997)、「六本木クロッシング2004」( 森美術館、2004)、「Between Siteand Space」(トーキョーワンダーサイト渋谷、2008+ARTSPACE Sydney、2009) 、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか、2010)ほか。共編著に『変貌する美術館』(昭和堂)など。大阪電気通信大学教授。