嶋田 晃士

SHIMADA Kohshi

嶋田 晃士

1981年京都府生まれ。美術大学在学中に「音」を用いた表現に興味を持ち、サウンド・スカルプチャーを制作する。その後、「音」をメインに扱いながらも、複合的にメディアを用いた作品を制作するようになる。自分自身と現実との関係を俯瞰したいと思い、しばしば電子機器やコンピューターを作品に取り入れている。近年ではスマートフォンやデジタル信号等を用いながら、身の回りにある情報を捉え直した作品の制作、発表を行っている。

  • クラスの外側(仮)

    茶の木は元来自然物である。人間がそれに意味を与えることで「茶」としての価値や基準を仮象している。 しかし和束の中には人間が手を加えたものとは別に野生化した「茶」が点在している。 人間の価値基準の外にある「それ」はただそこにある。一方、人間が作り出した「物」には必然性がある。それらはある必要性のもとに作られているからだ。 では使われなくなった物はどうか。それらは元々の価値から離れ、ただそこにある。 これらを見つめている時、私の持つ価値観や帰属感というものが揺らぐのを感じた。私達は常にある側面を無視することで社会を形成しているからかもしれない。