
NATSUIKE Kazayu
夏池 風冴
1984年静岡県生まれ。2009年京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工専攻修了。写真や映像など様々な素材を使用しながら、想像力の境界についての作品を制作。主な個展に「月がついてくるように」(同時代ギャラリー、京都、2017)、「個別のまぼろし」(KUNST ARZT、京都、2014)、「繁る森の外」(Gallery PARC、京都、2014)、などがある。
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夢の山々をめぐる
映像、インスタレーション
ある偶然から鬼について調べるうちに、福知山市までたどり着きました。ここにはどこか遠い場所とのつながりを感じられるような文化、遺産、風習が多く、それはこの町が移動によって作られてきたことを表しているように思えます。それらの文化集団は福知山市と言ってしまうには小さな単位で存在し、それぞれの間には時に隔たりがある印象を受けました。この土地で、人が土地に投影するまなざしと、それぞれのまなざしのすれ違いから浮かび上がる土地と人との関係を探りたいと思います。