2019.1.12
「Re-Search」をキーワードとした、アーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re -Search」「大京都」を府内各地で取り組んでいく。これは、府内各地に眠る“タカラ”を掘り起こし、アートの“チカラ”を介して、新たな価値観の発見や発信へと繋ぐ、地域の文化資源を生かしたプログラム。アーティストの目や力を通して、地域を観察し、地域主体で文化芸術活動に関わる環境づくりを促進し、地域のポテンシャルや魅力をアートの視点から引き出していく。
本フォーラムでは、アーティストのリサーチについて、また、その成果物としての作品やそのプロセスは地域に何をもたらすのかについて議論が深められた。アーティストたちが作品をつくるにあたり、「リサーチ(=思考)する」とは、自分自身は歴史や社会など、自分をとりまく様々な事象をどのようにとらえているのか、ということを見つめる機会である。未知のものに対しオープンマインドで関わるしなやかな態度、またリサーチの結果、光をあてたり、発掘したりしたものを組み合わせて編集するやり方は、実に示唆に富んでいる。今日におけるアート、アーティストからの地域のリサーチ(=思考)による作品制作の特徴や意義について考察された。